専門性をもった
プロジェクトメンバーとして

広範囲な同時性を可能にするコミュニケーション環境が整ってきたことに伴い、ビジネスの現場では国際色豊かなメンバーがチームを組んで、ひとつの同じ目的に向かってプロジェクトをすすめるという機会がもはや少なくありません。またデザインに期待される内容が、発想や着眼といった「気付きの能力」部分に注目が集まってきている傾向も、プロジェクトの進め方にさまざまな変化を生んでいます。

BirdsUK-JAPAN2008や、愛知万博といった日本が主役の国際プロジェクトでは、日本のプリントデザイン環境を熟知する、日本人バイリンガルデザイナーという立場で、プロジェクトメンバーとして参加しました。近年では、プロジェクトの目的にあわせた専門メンバーを編成して、開発に臨もうとする企業やコンサルタント会社とも、専門分野と担当範囲を明確にし、プロジェクトに対して対等な立場で一翼を担うことで、さまざまなコラボレーションを実現しています。

strength
CASE1:
愛知万博では、イギリスのエキジビションデザインチームと共に制作プロジェクトに参加。ロゴマークの設計、説明パネルのデザインなどのグラフィックデザインを担当した。
Title: 2005 愛知万博 UKパビリオン グラフィックデザイン
Client: 英国外務省 Exhibition design: ランド・デザインステュディオ(UK)
Exhibition Photo: ランド・デザインステュディオ(UK)

CASE2:
デザイナーが何気なく行なっている思考方法や、アイデアを可視化するプロトタイプづくりが、新しい発想の連鎖や発見を導くことがあります。Birdsでは、デザインコンサルテーションを行なう会社やチームとともに、企業の新製品開発や機会領域の発見、未来を思索するワークショップなどにも、プロジェクトメンバーとして参加したり、発言したりしています。