目標へ「導く」デザイン

デザインは、それが置かれる「環境の情報」(文脈)をどれだけ正しく読み取り、理解し、運用できるかによって、コミュニケーションのレベルが全く変わってしまいます。しかし、この「デザインに辿り着く前のデザイン」の重要性に気付かずに、デザインの表層表現だけに注目してすすめられていて、何が上手くいっていて、何が上手くいっていないのかを把握できないまま、デザインを用いる次の戦略を考えあぐねていらっしゃる方が、少なからずおられるようです。

Birdsでは、「デザインという考え方」を理解し、それを自らの広報活動に活用したいと思われている個人事業主や、小規模企業、研究会などの方にむけて、コーチングという形の専門家アドバイスを行なっています。ハウ・トウではないので、これをそのままやればすべてOK、というような方法を伝授するものではありません。従って、非常に高い自主性と行動力、理解力、展開力、客観力、セルフマネージメント力などを必要とします。

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CASE1:
福祉施設団体の新製品企画では、自らの強みと弱みを認識し、自社ができることから発想してもらうために、フィールドワークやワークショップを企画し、商品デザインについてのアドバイスまでを行なった。
Title: HIP カードプロジェクト
Client: ハンディのある人を対象とするビジネス研究会 (HIP)

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CASE2:
大学内全学科、学生を対象とした「文脈研究」のクラス。デザイン情報学科の非常勤講師として「日本」をテーマに、常に固定概念を破壊し発展させるプログラムを組んでいる。授業の公用語は英語。
Title: 武蔵野美術大学 Contextual Studies I/II
Staff: 長澤忠徳(武蔵野美術大学教授)/遠藤大輔(武蔵野美術大学非常勤講師)/村上千博(武蔵野美術大学非常勤講師/Birds)
山下亮(2009)/御子柴ふゆ(2010)(デザイン情報学科助手)
写真:© 武蔵野美術大学